備蓄をしている人の割合は?
現在、備蓄をしている人(災害や非常事態に備えて食品などを備蓄している)の割合は約6割。 新型コロナウイルスの流行を経験し、「備蓄をしたことがない人」は、2019年10月の37%から24%へと減少しています。 そして備蓄は、ひとり暮らしの世帯よりも、夫婦のみや子どもありの世帯の方が高くなる傾向があります。
地震、台風、パンデミックなど何かしらの災害が起こるとコンビニやホームセンターから物が消えて一時備蓄をする風習があるようですが、賞味期限と共に終了する人も多いようです。
私は毎年自分の誕生日に棚卸しをする様にしています。
自宅に備蓄しておくとよいものは、災害時に数日過ごすために必要なもの
まずは水
水は人間が生きるための必需品です。1日に必要な飲料水の量の目安は成人で約3リットルであるため、自宅には1人あたり「3リットル×3日分」の飲料水(保存水)をストックしておきましょう。保存期間が過ぎたら新品に交換するなど、定期的な見直しも必要です。
非常用持ち出し袋の中にも、避難する際に水分補給が行えるように、2リットル程度の飲料水を入れておくと安心です。衛生面や飲みやすさなどといった観点から、「500ミリリットル×ペットボトル4本」といったように小分けにして準備しておきましょう。
災害時は飲料水以外にも生活用水が必要です。手を洗ったりトイレを流したり、食器を洗浄したりと、何かとお水は使われます。消防庁のガイドラインでは生活用水について触れられていませんが、一般的に1人1日当たり10~20L程度は必要とされています。
生活用水も飲料水と同じく3日分程度のお水を確保しておきましょう。家族構成にもよりますが、1人当たり30~60L程度を確保しておくと安心です。
他には、食料品、救急用品、衛生用品、現金、電力を確保する備品などです。
食料品は、最低でも3日分、できれば1週間分を推奨として備蓄しておくとよいでしょう。
食料品には、アルファ米、乾麺、缶詰、レトルト食品、インスタント味噌汁、野菜ジュース、果実ジュースなどがあります。
※甘いものなど味変できるものがあるといいと思います。
衛生用品には、ウエットティッシュやハミガキシート、簡易トイレや携帯トイレなどがあります。
救急用品には、ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬、薬手帳のコピーなどがあります。
乳児や高齢者がいれば、紙おむつ、ミルク、ほ乳びんも用意しておきましょう。
トイレットペーパーは、1ヶ月分程度備蓄しておくとよいでしょう。一般的な市販品では、1週間で1人1ロール消費します。4人家族であれば、約16ロールあれば1ヶ月は安心です。
シチュエーション別
台風・豪雨
非常食、飲料水、防災用ヘルメット、防災ずきん、衣類、下着、現金、預金通帳、レインウエア、長靴、懐中電灯、携帯ラジオ
在宅避難
米、レトルト、おやつ、水(飲料・生活用水)、懐中電灯・ランタン・LEDライト・ポータブル電源、カセットコンロ、ガスボンベ、携帯トイレ・衛生用品など、水のいらないシャンプー・汗ふきシート
災害伝言ダイヤル
災害用伝言ダイヤル(171)は、災害発生時に被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった際に、電話やインターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う伝言板です。
災害用伝言ダイヤルの使い方は次のとおりです。
1. 「171」をダイヤルします。
2. 音声案内に従って「連絡を取りたい電話番号」を入力します。
3. 伝言の「録音」「再生」を行います。
災害用伝言ダイヤルは、家族・親戚・友人などの間で行う個人の安否確認を目的としています。
練習できる期間
• 毎月1日、15日
• 正月三が日(1月1日~3日)
• 防災とボランティア週間(1月15日~21日)
• 防災週間(8月30日~9月5日)
最後に以前防災士を取得した際に何度も言われた言葉があるのでご紹介して終わります。
防災とは自衛です。
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