不眠症とは
夜寝つきが悪い、眠りが浅い、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続く睡眠障害です。
不眠症のタイプには、次のようなものがあります。
• 入眠障害(寝つきが悪い)
• 中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)
• 早朝覚醒(早朝に目が覚めて二度寝ができない)
不眠症の原因としては、次のようなものがあります。
• 環境要因
• 生理的要因
• 心理的要因
• 生活習慣的要因
• ライフスタイルの多様化
• 24時間社会での生活リズムの乱れ
• 過度なストレス
• 高齢化
• 飲食物の影響
• 薬の副作用
不眠症の改善方法
根本的な原因を改善するには生活習慣を見直すことが大事ですが、これって実は1番ハードルが高い!
少し前まで不眠症の人が頼っていたのは睡眠薬の処方だと思いますが、どうしても依存性が出てしまうのが現状です。
脳の覚醒を促すオレキシン
寝れないのは、脳を覚醒させるオレキシンというものが原因となっている。
だから原因となっているオレキシンをブロックする事で、脳の覚醒が抑えられて寝ることができるようになります。
薬(治療薬)あります。
オレキシン受容体拮抗薬
脳の覚醒を促すオレキシンの受容体を阻害することで、脳を睡眠の状態にさせる不眠症の治療薬です。※睡眠薬ではない
オレキシン受容体拮抗薬には、次の薬があります。
• レンボレキサント(商品名:デエビゴ)
• スボレキサント(商品名:ベルソムラ)
オレキシン受容体拮抗薬は、2021年2月時点で最も新しい作用の睡眠薬です。デエビゴは依存性が極めて低いと考えられており、入眠に対する効果も優れているため使われることが増えています。
オレキシン受容体拮抗薬には、次の特徴があります。
• 入眠困難、中途覚醒、睡眠維持困難の症状がある不眠症の治療薬として処方される
• 依存性が目立たない
• 1年程度の服用期間であれば、有効性と安全性が示されている
オレキシン受容体拮抗薬には、次の欠点があります。
• 効果には個人差がある
• 翌朝にも効果が残って眠気が続くことがある
オレキシン受容体拮抗薬は睡眠薬ではなく治療薬なので依存性は極めて低く、続ける事で生活習慣として定着する事も可能。(個人差あり)
これまでと1番大きく違うのは、睡眠薬と比べて依存性が極めて低いという事を覚えておいてほしいです。
良い睡眠は認知症予防などにも大きく関わるり、全ての健康の元と言っても良いです。
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