レム睡眠とノンレム睡眠
睡眠話でよく聞くワード、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」
睡眠は時間だけじゃなく質がめちゃくちゃ重要です。
「昨日7時間くらい寝ているはずなのに、朝起きても疲れが残っている……」
「昼間眠くなって作業に集中できないんだよなあ……」
というように、睡眠や眠気について悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
睡眠は「時間」とともに「質」もかなり重要です。
時間も質も確保できていない慢性的な睡眠不足の状態に陥ってしまうと、朝の寝起きが悪かったり、日中に強い眠気が生じたり、糖尿病をはじめとした色々な生活習慣病にかかるリスクも上がってしまいます。
睡眠時間は短くても長すぎても良くない
平日の睡眠時間が7時間程度の方がもっとも死亡率が低いという報告があります。
また、睡眠時間が4時間未満や10時間以上など、極端に短かったり長かったりするのも、死亡リスクが大きく高まってしまうという報告もなされています。
睡眠時間を意識する
多くの人にとって適切な睡眠時間は7時間程度。
これにプラスして質が重要なのですが、質の良い人は、レム睡眠とノンレム睡眠がバランス良く現れます。
ぐっすり眠れている方の睡眠には「レム睡眠」という眠りと「ノンレム睡眠」という眠りが交互に現れているとされておりますが、
「レム睡眠とノンレム睡眠ってよく聞くけど、実際何が違うんだろう……?」
レム睡眠とノンレム睡眠は眠りの深さを示す概念です。
レム睡眠とは比較的浅い眠りの段階のことで、レム睡眠中には夢を見る方が多いことが知られています。
一方、ノンレム睡眠は眠りが深い状態のことで、その深さの度合いによって更に4段階に分類されています。
睡眠段階1
呼びかければ直ぐに目覚めることができる浅い眠り。まどろんでいる状態です。
睡眠段階2
軽い寝息をたてている状態。
中くらいの眠りです。
睡眠段階3
呼びかけなど外界の刺激にも反応しにくい、
深い眠りの状態です。
睡眠段階4もっとも深い眠り。
ただ、睡眠段階3との差はまだ明確にされていません。
良く眠れている方の睡眠は、一気にノンレム睡眠の深い眠りから始まります。
就寝後1時間ほどたつと、だんだん眠りが浅くなってレム睡眠へと移行します。
そして、再びノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。
このような約90分の周期が一晩に3~5回程度繰り返されます。
入り方
睡眠の入り方におすすめの音楽は、4,000Hz以上の高周波音を含む音楽です。高周波音は脳のα波を発生させやすく、脳をリラックスさせて深い眠りに誘います。
モーツァルトやドヴォルザークなどのクラシック音楽は、4,000Hz以上の高周波音が多く含まれており、睡眠の質を高める効果が期待できます。
また、睡眠時に歌詞のある音楽を聴くと、歌詞の内容に意識がいくため脳がリラックスしにくくなります。歌詞が入っていないインストルメンタルの曲がおすすめです。
リラックス効果を高めるには、音量を40デシベル以下に抑えるのも効果的です。40デシベルは図書館の館内で聞こえる音に近い音量です。
人によってなにが合うかが変わりますので色々と試してください。
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